婚姻届は、人生の大きな節目となる「結婚」を法律上成立させるために欠かせない大切な手続きです。しかし、「いつ出せばいいの?」「どこに提出するの?」「何を準備すればいい?」と、はじめてのことばかりで不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
結婚式や新生活の準備に追われる中で、婚姻届の手続きを後回しにしてしまうと、思わぬ不備や手戻りが発生することもあります。この記事では、婚姻届の基本的な仕組みから、提出前に確認しておきたいポイント、さらに必要書類や提出方法までをわかりやすく解説します。大切な一日を安心して迎えるために、事前にしっかり確認しておきましょう。
婚姻届とは?
婚姻届とは、法律上の夫婦関係を成立させるために、市区町村役場へ提出する正式な届出書類です。この婚姻届が役所に受理された時点で、はじめて法律上の結婚が成立します。そのため、結婚式や挙式を行っていても、婚姻届を提出していなければ戸籍上は未婚のままとなります。
婚姻届が受理されると、新たに夫婦としての戸籍が編製され、配偶者としての法的な身分や権利・義務が発生します。提出先は、本籍地や現住所に限らず、日本全国どこの市区町村役場でも可能です。提出時には、本人確認書類の提示が求められるほか、18歳以上の成人2名による証人欄への署名が必要となります。
なお、2021年に法律が改定され、押印については任意とされるようになりました。そのため、署名のみでも受理されるのが一般的です。
入籍届を出す前にチェックしておくポイントはある?
入籍届を受理してもらうためには、事前に準備しておくことがたくさんあります。ここでは、忘れずにチェックしておくべきポイントについて紹介しましょう。
入籍の日程とタイミングを確認する
入籍のタイミングは、結婚を意識した二人の大切な日です。婚姻届を提出した日が法律上の結婚記念日になるため、人気のある日(2月22日や11月22日など)を狙って提出するカップルも多くいます。希望の記念日に提出したい場合は、遅れのないよう早めに準備を進めましょう。
また、婚姻届は全国どこの市区町村役場でも提出可能で、本籍地や現住所に限定されません。旅先で提出するケースも増えていますが、事前に必要書類の確認を行っておくと安心です。
婚姻届の入手と基本的な準備
婚姻届は市区町村役場(市役所・区役所)で無料で入手できます。また、多くの自治体が ダウンロード可能なPDF形式を公開しているので、自宅で印刷して記入することも可能です。婚姻届は役所の窓口で配布されるほか、24時間設置の投函箱に提出できる自治体もあります。
婚姻届には、氏名や本籍、住所、生年月日などの基本情報を記入します。この際、戸籍謄本に書かれている通りの表記を使うことが重要です。また、証人として 18歳以上の成人2名の署名・押印が必要です。証人は両家の親族や友人でもOKですが、署名漏れや不備があると受理されないため、事前に確認をしておきましょう。
提出に必要な書類と事前準備
婚姻届を提出するためには、届け出以外にも必要なものがあります。次のリストを確認しておきましょう。
- 婚姻届(正確に記入済み)
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)
- 証人2名の署名・押印
- 印鑑(シャチハタ以外)
なお、2024年の法改正により、婚姻届提出時の戸籍謄本提出は原則不要になりました。これは、本籍地以外の役所での提出も簡単になったことを意味します。
婚姻届けはどこで出せるの?
婚姻届は、提出する場所や方法にいくつかの選択肢があります。基本的には、夫婦どちらかの現住所がある市区町村役場で提出するケースが一般的ですが、実は本籍地や住所地に関係なく、日本全国どこの市区町村役場でも受け付けてもらえます。
そのため、記念日や思い出の場所の近くで提出するカップルも少なくありません。提出方法は、平日の窓口対応だけでなく、夜間や休日に利用できる届出用投函箱を設置している自治体もあります。仕事などで役所の開庁時間に行けない場合は便利な方法といえるでしょう。
また、一部の自治体では郵送による提出に対応している場合もあります。ただし、投函や郵送は受理までに時間がかかることがあり、不備があった場合の連絡も遅れがちです。利用する際は、事前に自治体の公式サイトで対応状況や注意点を確認しておくことが大切です。
まとめ
婚姻届は、結婚を法律上成立させるために欠かせない重要な手続きです。提出日がそのまま結婚記念日になるため、日程や提出場所を事前に確認し、余裕をもって準備を進めることが大切です。
また、必要書類や証人の署名などに不備があると受理されない場合もあるため、内容を一つずつ丁寧に確認する必要があります。提出方法には窓口だけでなく投函や郵送などの選択肢もありますが、それぞれ注意点があります。制度を正しく理解し、計画的に準備することで、安心して新しい夫婦生活のスタートを切りましょう。